裏ワザ!?SSDのTRIMをコマンドプロンプトからWindows標準のデフラグで実行する方法(Windows10/8.1/8)
目次
SSDのTRIMを簡単にコマンドプロンプトから行える方法を見つけたのでメモ。
Windows標準のデフラグでTRIMができる
Intel製のSSDであればIntel SSD Toolbox,、Sumsungや大手メーカーも専用のソフトでTRIMができますが、専用ツールのないメーカーのSSDの場合、TRIMができるフリーソフトを探してこないとできないのかな?と思っていましたが、コマンドプロンプトから行える方法を見つけました。
その方法はWindows標準のデフラグ(Defrag.exe)をコマンドプロンプトから実行する方法です。
Windows 10/8.1/8であれば管理者として実行したコマンドプロンプトからTRIMの実行ができます。Windows7では実行できず、そんなコマンドスイッチはないとエラーが出ました。
TIRMを実行するコマンド
Cドライブを対象にTRIMを実行する場合の例
CドライブがSSDである場合の例です。 /L
がTRIMを実行するパラメータです。
defrag.exe c: /L
または
defrag.exe c: /O
/O
はメディアのタイプに応じたディスクの最適化を実行するオプションです。指定したドライブがSSDならTRIMを実行し、ハードディスクの場合はデフラグが実行されます。
全ドライブを対象にTRIMを実行する場合の例
PCに搭載しているすべてのSSDを対象にしたいときは、/C
を指定して使います。HDDが混在したPC
でもSSDのみを対象にしてくれます。
defrag /C /L
たったこれだけです。TRIMの実行は2~3秒で終わりました。以下の画面はWindows10で実行したときのものです。
defrag.exeのヘルプを見ると、「指定したボリュームに対して再トリムを実行します。」となっています。
タスクスケジューラと組み合わせて定期実行
このコマンドのバッチファイルを作り、タスクスケジューラと組み合わせれば、専用ツールを使わなくても定期的に自動でTRIMの実行ができそうですね。
タスクスケジューラの登録画面例
[コントロールパネル]-[管理ツール]-[タスクスケジューラ]から[タスクの作成]を選択し、以下のように登録すればOKです。詳しい登録方法は省略します。実行のタイミングは1ヶ月に一度とかお好みで。
defrag.exeの場所
- C:\Windows\System32\Defrag.exe