「当サービス」と「本サービス」の違いと使い分けについて
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本と当の違いと使い分け方がわからない
ビジネスの文章で使う「当社」と「弊社」の違いはわかりますが、契約書などで使う「当サービス」と「本サービス」の場合はどう違うのでしょうか?
どちらも同じ意味で捉えることができるので非常に悩みます。
辞書で調べてみた
辞書で調べてみましたが、以下のような感じのことが書かれていました。
- 【本】 ... いま現に対象としているものや当面のもの
- 【当】 ... 「この」「その」「私どもの」「現在の」を表す
また、大辞林 特別ページ 言葉の世界1-5 接頭語・接尾語では、
- とう(当) ... 当案件、当議会、当劇場、当問題
- ほん(本) ... 本醸造、本大臣
とありました。
「本醸造」の場合はまた違った意味になりますね...。
なんとなく思った使い方
「本」が「現在」という時間的な意味が含まれていて、
「当」の場合は「この」という物を示すという感じなのかな?
「当社」と「本社」や、「当日」と「本日」はまったく意味が違いますが、
どちらでも「このことを示しているんだな。」と捉えることのできる場合は非常に使い方が難しいなと思います。
ということで、「サービス」の場合は、
- 「本サービス」 ... 現在のサービス(条件や適用する期間が決まっている契約書など?)
- 「当サービス」 ... このサービス(パンフレットや説明書など全般の概要を説明するようなもの?)
となるのが、間違っているかもしれないけど私の勝手な解釈で、
お客様に決まった期間に決まった条件でサービスを提供するときに契約や説明するときは「本サービス」を使い、
社員や取扱店などにサービス内容をざっくり説明するときは「当サービス」を使うという使い分けにしようと思います。
あ~でも、やっぱり「当サービス」が無難かも...。