Cortana(コルタナ)を無効化してWindows Searchを有効のままにするグループポリシーとレジストリ

目次

コルタナを無効化したい

法人向けの Windows 10 のPCを Windows 7 ライクにしようと思ったとき Cortana(コルタナ) が邪魔で仕方ないんですが、その Cortana を無効(オフ)にしつつ、Windows Search のみ使えるようにしておきたいというときの設定方法をメモ。

Cortanaの無効化は、Windows 10 Pro または Home どちらでも、レジストリの編集で可能です。Proの場合はローカルグループポリシーからでも無効化できます。Cortanaが無効になっても、アプリやファイルなどの検索機能は使用できます。

ローカルグループポリシーで無効化する方法

ローカルグループポリシーは Windows 10 Pro 以上で使用可能です。Windows 10 Home の場合はレジストリの変更で設定できます。

Windows + Rgpedit.msc と打って Enter を押して「ローカルグループポリシーエディター」を起動します。

[コンピューターの構成]-[管理用テンプレート]-[Windows コンポーネント]-[検索] を開きます。

「Cortanaを許可する」をダブルクリックして、[無効] を選択して [OK] を押して閉じ、再起動します。

レジストリで無効にする場合

上記のローカルセキュリティポリシーで設定したことをレジストリでも設定できます。以下のコマンドをコマンドプロンプト(管理者として実行)から実行すれば簡単に設定できます。

reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Windows Search" /v "AllowCortana" /t "REG_DWORD" /d "0" /f

バッチファイルの例

@echo off

echo.
echo ====================================
echo  Cortana を無効にします。
echo ====================================
echo.

pause

reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Windows Search" /v "AllowCortana" /t "REG_DWORD" /d "0" /f

echo.
echo 終わりました。
echo.

pause

exit

再起動すると

上記の設定が終わり、再起動を行ったときは以下のようになっているはずです。

コルタナを無効にする前

コルタナを無効にした後

Cortanaを非表示するだけなら

Cortana を無効にせず、Cortana の検索バーを非表示にするだけなら以下の方法で設定できます。

タスクバーの適当なところで右クリックして [Cortana]-[表示しない] を選択します。

すると、Cortana の検索バーが消えますので、タスクバーからの Windows の機能の検索やファイル・フォルダの検索もできなくなります。

Windows10 v2004以降の場合

2020年5月28日に公開されたWindows10 v2004では、Cortanaは独立したアプリとなり、レジストリでの無効化の場所が変わっているそうです。 また、コルタナ自体をアンインストールして完全に無効化することも可能のようです。以下のサイトが参考になります。

削除してもWindows StoreでCortanaを検索すればアプリが表示され再インストールできます。

Windows10 設定変更ツールでCortanaを無効化する方法

以下のサイトによると『Windows10設定変更ツール』というフリーソフトらしきツールを使うと、レジストリをいじるなど難しいことをしなくてもGUIで簡単に無効化できるようです。

その他参考ページ

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