以下のように、ドメイン、ホームページ、メールをすべてバラバラのサービスで契約した場合や、移管や移転で分離した際でも、独自メイン(例:example.com)でホームページもメールもアクセスできるようにするDNSレコードの設定例をメモ。
公開インフラの環境
- ドメイン:ムームードメイン
- ホームページ:STUDIO
- メール:さくらインターネットのレンタルサーバ
ムームーDNSの設定例
ムームードメインの管理画面で、最低限必要なDNSレコードの設定は以下の通りです。
ホスト名 | タイプ | データ | 優先度 | メモ |
(空欄) | A | 34.111.141.225 | STUDIOのグローバルIPアドレス | |
A | XXX.XXX.XXX.XXX | メールサーバ(さくらインターネット)のグローバルIPアドレス | ||
(空欄) | MX | example.sakura.ne.jp | 10 | さくらインターネットの初期ドメイン(exmapleの部分はご自分の環境の物に入れ替えてください) |
(空欄) | TXT | v=spf1 a:www1234.sakura.ne.jp mx ~all | さくらインターネットのホスト名(www1234の部分はご自分の環境の物に入れ替えてください) |
DKIM、DMARCを追加する場合
メールのなりすまし対策として、DKIMやDMARCもDNSレコードに追加したいときの例。
ホスト名 | タイプ | データ | 優先度 | メモ |
rs20240305._domainkey | TXT | v=DKIM1; k=rsa; p=MIIBIabcd~~~xyzAB | さくらインターネットのメールの管理画面で設定したもの | |
_dmarc | TXT | v=DMARC1; p=none; aspf=r; adkim=r | さくらインターネットのメールの管理画面で設定したもの |
さくらインターネットのDNS設定例
ドメインとメールサーバーがさくらインターネットで、WEBサーバーがSTUDIOの場合。
- ドメイン:さくらインターネットのレンタルサーバ
- ホームページ:STUDIO
- メール:さくらインターネットのレンタルサーバ
以下の画面はさくらインターネットのコントロールパネルの「ドメイン契約の一覧」から進んだ画面の一例です。
参考ページ
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DNSサーバー、Webサーバー、Mailサーバーを分離してみる
ムームーDNS、CPI ACE01、さくらのメールボックスを利用して、Web/DBサーバーとメールサーバーを分離してみた話