Windows10の「BitLockerはアクティブ化を待機中です」を解除する方法
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BitLockerを設定した覚えはないのに
同じ仕様で同じ設定のWindows10のPCをキッティングするにあたり、マスターとなるPCのCドライブのクローンディスクをAcronis True Imageで作成しようとしたところ、CドライブがBitLockerで暗号化されていてエラーになり、クローンディスクの作成ができませんでした。
BitLockerでドライブを暗号化するような設定をした覚えはないのですが、[Windowsシステムツール]-[コントロールパネル]-[BitLockerドライブ暗号化]を開いたところ、『C: BitLockerはアクティブ化を待機中です』と、ドライブのアイコンにビックリマークが表示されていました。最近のWindows10のパソコンは全部こんな感じなんでしょうか?どうやら勝手にCドライブの暗号化を有効化しようとしていたみたいです。
アクティブ化の待機中を解除したい
暗号化することが悪いって訳ではないのですが、この状態を解除しなければクローンドライブの作成ができません。しかし、解除したくても[BitoLockerを有効にする]というメニューはあるのに、解除や無効化するメニューがコントロールパネル内の画面に見当たりませんでした。そこで、いろいろ別の場所を探してみたところ[設定]のメニューの中にありました。なぜコントロールパネルの[BitLockerドライブ暗号化]に無く、これだけが別のメニューで存在しているのか不思議です。
無効化する方法(手順)
[設定]-[更新とセキュリティ]を開く
[デバイスの暗号化]を開き、[オフにする]をクリックする
デバイスの暗号化の無効化のメッセージで[オフにする]をクリックする
暗号化の解除が始まります。
この解除中の間、[Windowsシステムツール]-[コントロールパネル]-[BitLockerドライブ暗号化]の画面は『C: BitLockerが暗号化の解除中です』となっています。
[オンにする]にするボタンに変わり、「デバイスの暗号化が無効になっています。」と表示されたら暗号化の解除は終わりです。
このとき、[Windowsシステムツール]-[コントロールパネル]-[BitLockerドライブ暗号化]の画面は『C: BitLockerが無効です』に変わっているはずです。
これで無事にAcronis True Imageでクローンドライブの作成ができました。
BitLockerを無効化するコマンド
以下のコマンドでドライブ指定してBitlockerを無効化することもできます。
manage-bde -off c:
ちなみにBitLockerのサービスを止める方法
ちなみに試してはいませんが、BitLocker自体を使えなくするには「BitLocker Drive Encryprtion Service」(BDESVC)というサービスを停止させます。この画面は[Windowsシステムツール]-[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]から開けます。