Windows10でWEBカメラ/マイク/スピーカーの動作確認を行う3つのテストツールと方法
目次
WEB会議用端末の動作確認をしたい
新型コロナウィルスが流行している現在、感染拡大を防止するためのテレワークにて、TeamsやSkype、Zoom、Webex、V-Cubeなどのリモート環境を使ったWEB会議やネットミーティングの需要が高まっています。そのためWEBカメラやスピーカーを外部接続したり、標準搭載されたノートパソコンでミーティング参加前に動作確認をしなければならない機会があったのですが、実際どうすればいいのかわからなかったので、調べて試したことをメモ。
事前準備
まずはWindows上でカメラデバイスが有効になっているか確認
そもそもWindows10でカメラへのアクセスが許可されていなかったら先に進めません。まずは、カメラがオンになっているか、カメラへのアクセスが可能になっているか確認してください。
この画面の場所
- [設定」-[プライバシー]-[カメラ]
デバイス制限している場合もあるので注意
法人の場合でよくある環境ですが、ノートパソコンなどは液晶画面の上にカメラが付いているからと言っても、セキュリティ上の既定であえてBIOSで内蔵カメラを無効化していたり、またはUSBポートを使用できなくしていたりして、USBカメラを接続してもパソコンが反応しない場合がありますので気を付けてください。
動作確認の方法やツール
動作確認は以下3つを見つけました。いずれかの方法でテストできます。
このテストでWEBカメラ・マイク・スピーカーの状態が確認できるので、WEBミーティングソフト使用時のトラブルの心配がなくなります。
3つの方法
- Windows10の「カメラ」アプリで動作確認する方法
- ブラウザからWEBサイトで動作確認する方法
- SilverLightで動作確認する方法
1. Windows10の「カメラ」アプリで動作確認する方法
Windows10であれば[スタートメニュー]に「カメラ」というアプリが標準であるので、起動すればいきなりカメラの画像が映し出されます。OSの標準機能なので、専用ソフトをインストールするなど、環境構築不要で手軽に試すことができます。
自分を動画撮影して再生してみることでマイクやスピーカーの動作確認ができます。
ここで撮影した動画や画像はC:\Users\ユーザ名\Pictures\Camera Roll
に保存されます。
「カメラ」アプリが見つからない場合、アプリストアでカメラを検索し、「入手」をクリックすればダウンロードできます。また、直接ストアにアクセスして「Windowsカメラ」をダウンロードすることもできます。
カメラアプリをコマンドで起動したいとき
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します。
start microsoft.windows.camera:
参考ページ
2. ブラウザからWEBサイトで動作確認する方法
この方法が一番手っ取り早くて簡単かもしれません。以下のサイトにアクセスすれば、カメラの動作確認をブラウザ上で行うことができます。ブラウザがChromeやFireFoxでないとテストできない場合があります。
Macを持っていないので試せていませんが、WEB上でテストできるので、ひょっとしたらMacでもテストできるかもしれません。
テストできるサイト
特に上記2つは有名なグループウェアの会社のWEBページなので安心して使えます。
接続機器(マイク/スピーカー/カメラ)テスト https://www.desknets.com/neo/help/ja_JP/public/webmeeting/devicecheck/ 接続機器(マイク/スピーカー/カメラ)テスト https://www.j-motto.co.jp/00000000/faq/man-groupware/manual/help/ja_JP/public/webmeeting/devicecheck/ ウェブカメラテスト https://ja.webcamtests.com/ https://www.onlinemictest.com/ja/webcam-test/
3. SilverLightで動作確認する方法
2021年にサポートが終了しますが、「Microsoft Silverlight」をインストールして起動すれば、WEBカメラ/マイクのテストができます。Windows10以外のWindowsでテストしたいとき使えます。画面のオーディオソースの部分ではマイクのイージゲーターが音の強さによってリアルタイムに変化するので、マイクが正常に音を拾っているか感度を確認しやすいです。
ダウンロードページ
microsoft silverlight https://www.microsoft.com/silverlight/
各ミーティングアプリによるテスト参加・テスト入室する方法
WEB会議・ウェブミーティングにちゃんと無事に入室・参加できるか事前にテストしたい場合は以下の方法を参考にしてください。各アプリ上でもマイクとカメラのテストができますが、この項ではネットミーティングに安心して参加できるかテストする方法を記載しています。
ZOOMのテストサイト
ZOOMがテスト用に用意したミーティングに参加してみることができます。
join a test meeting - zoom https://zoom.us/test
Webexのテストサイト
Webexがテスト用に用意したミーティングに参加してみることができます。
cisco webex | オンライン ミーティングのテスト https://www.webex.com/ja/test-meeting.html
Teamsによるテスト通話
Teamsを起動してサインインすれば「設定」メニューからセルフテスト通話をすることができます。以下のページの「テスト通話を行う」の部分を参考にしてください。
- [設定] > [デバイス] > [オーディオ デバイス] > [テスト通話を行う]
V-Cubeのサーバー接続確認
V-Cubeにはテストサイトやテスト通話が用意されていないようですが、サーバーへの接続を確認する機能がありますので、ここで会議室へ入室できるかどうか確認して安心することができます。
その他役に立ちそうな情報
「名前を指定して実行」から「カメラ」の設定画面を開くコマンド
ms-settings:privacy-webcam
「カメラアクセス」の有効・無効を設定するレジストリ
キー | HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\DeviceAccess\Global\{E5323777-F976-4f5b-9B55-B94699C46E44} |
値の名前 | Value |
タイプ | REG_SZ |
値のデータ | Allow → 有効【既定】 Deny → 無効 |
このレジストリをコマンドで変更する方法
管理者として実行したコマンドプロンプトに以下のコマンドを貼り付けて実行すれば、簡単に設定を変更できます。
有効化する場合
reg add HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\DeviceAccess\Global\{E5323777-F976-4f5b-9B55-B94699C46E44} /v Value /t REG_SZ /d Allow /f
無効化する場合
reg add HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\DeviceAccess\Global\{E5323777-F976-4f5b-9B55-B94699C46E44} /v Value /t REG_SZ /d Deny /f
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