WEB会議用端末の動作確認をしたい
新型コロナウィルスの感染が流行している現在、感染拡大を防止するためのテレワークにて、TeamsやSkype、Zoom、Webex、V-Cubeなどのリモート環境を使ったWEB会議やネットミーティングの需要が高まっています。
そのため、パソコンにUSBで外部接続したWEBカメラやスピーカー及びマイク、ノートパソコンなどに標準搭載されている内臓のWEBカメラやスピーカー及びマイクを用意したのですが、『本番でちゃんと使用できるのだろうか?』と、ミーティング参加前に不安になりました。
そこで、事前に動作確認を行おうと思ったのですが、実際どのようにテストすればいいのか調べて試したことをメモ。
まずはWindows上でデバイスが有効になっているか確認
WEBカメラの確認
そもそもWindows10でカメラへのアクセスが許可されていなかったら先に進めません。通常はカメラがオンになっていると思いまいますが、カメラへのアクセスが可能になっているか確認してください。
この画面の場所
- [設定」-[プライバシー]-[カメラ]
マイクの確認
カメラ同様に、マイクへのアクセスが許可さているか確認します。通常は何もしなくてもオンになっているはずです。
この画面の場所
- [設定」-[プライバシー]-[マイク]
スピーカーとマイクの接続状況を確認する
ヘッドセットやWEB会議用のスピーカーなど、PCが現在、どのスピーカーとマイクを認識しているか、または、思った機器と違っていた場合は以下の画面がから変更ができます。
- [設定」-[システム]-[サウンド]
ここにデバイスが表示されていない場合はPCに接続されていないので、接続を確認してください。特にBluetoothのイヤホンマイクはBluetoothの接続状況も確認が必要です。
- [設定]-[デバイス]-[Bluetoothとその他のデバイス]
デバイス制限している場合もあるので注意
法人の場合でよくある環境ですが、ノートパソコンなどは液晶画面の上にカメラが付いているからと言っても、プライバシー保護やセキュリティ上の既定であえてBIOSで内蔵カメラを無効化していたり、またはUSBポートを使用できなくしていたりして、USBカメラを接続してもパソコンが反応しない場合がありますので気を付けてください。
動作確認の方法やツール
動作確認は以下3つを見つけました。いずれかの方法でテストできます。
このテストでWEBカメラ・マイク・スピーカーの状態が確認できるので、WEBミーティングソフト使用時のトラブルの心配がなくなります。
3つの方法
- ブラウザからWEBサイトで動作確認する方法
- Windows10の「カメラ」アプリで動作確認する方法
- SilverLightで動作確認する方法
1. ブラウザからWEBサイトで動作確認する方法
この方法が一番手っ取り早くて簡単かもしれません。以下のサイトにアクセスすれば、カメラの動作確認をブラウザ上でオンラインでテストが行えます。ブラウザがChromeやFireFoxでないとテストできない場合があります。また、Bluetoothのヘッドセットを使用している場合、デバイスの認識ができない場合があります。
Macを持っていないので試せていませんが、WEB上でテストできるので、ひょっとしたらMacでもテストできるかもしれません。
オンラインテストできるサイト
特に上記2つは有名なグループウェアの会社のWEBページなので安心して使えます。
2. Windows10の「カメラ」アプリで動作確認する方法
Windows10であれば[スタートメニュー]に「カメラ」というアプリが標準であるので、起動すればいきなりカメラの画像が映し出されます。OSの標準機能なので、専用ソフトをインストールするなど、環境構築不要で手軽に試すことができます。
自分を動画撮影して再生してみることでマイクやスピーカーの動作確認ができます。
ここで撮影した動画や画像はC:\Users\ユーザ名\Pictures\Camera Roll
に保存されます。
「カメラ」アプリが見つからない場合、アプリストアでカメラを検索し、「入手」をクリックすればダウンロードできます。また、直接ストアにアクセスして「Windowsカメラ」をダウンロードすることもできます。
カメラアプリをコマンドで起動したいとき
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します。
start microsoft.windows.camera:
参考ページ
3. SilverLightで動作確認する方法
2021年10月12日にサポートが終了しましたが、「Microsoft Silverlight」をインストールして起動すれば、WEBカメラ/マイクのテストができます。Windows10以外のWindowsでテストしたいとき使えます。画面のオーディオソースの部分ではマイクのイージゲーターが音の強さによってリアルタイムに変化するので、マイクが正常に音を拾っているか感度を確認しやすいです。
ダウンロードページ
各ミーティングアプリによるテスト参加・テスト入室する方法
WEB会議・ウェブミーティングにちゃんと無事に入室・参加できるか事前にテストしたい場合は以下の方法を参考にしてください。各アプリ上でもマイクとカメラのテストができますが、この項ではネットミーティングに安心して参加できるかテストする方法を記載しています。
ZOOMのテストサイト
ZOOMがテスト用に用意したミーティングに参加してみることができます。
Webexのテストサイト
Webexがテスト用に用意したミーティングに参加してみることができます。
Teamsによるテスト通話
Teamsを起動してサインインすれば「設定」メニューからセルフテスト通話をすることができます。以下のページの「テスト通話を行う」の部分を参考にしてください。
- [設定] > [デバイス] > [オーディオ デバイス] > [テスト通話を行う]
V-Cubeのサーバー接続確認
V-Cubeにはテストサイトやテスト通話が用意されていないようですが、サーバーへの接続を確認する機能がありますので、ここで会議室へ入室できるかどうか確認して安心することができます。
その他役に立ちそうな情報
「名前を指定して実行」から各種設定画面を開くコマンド
Windows + R または検索窓、アドレスバーから各デバイスの確認をするための画面を開くことができます。このコマンドでショートカットを作っておけば、ミーティング前のセッティングや確認が楽になります。
起動画面/アプリ | コマンド(パス) |
カメラ(アプリ) | microsoft.windows.camera: |
カメラ | ms-settings:privacy-webcam |
サウンド | ms-settings:sound |
マイク | ms-settings:privacy-microphone |
Bluetoothとその他のデバイス | ms-settings:bluetooth |
コマンドプロンプトから開く場合の例
start ms-settings:privacy-webcam
コマンド参考ページ
「カメラアクセス」の有効・無効を設定するレジストリ
キー | HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\DeviceAccess\Global\{E5323777-F976-4f5b-9B55-B94699C46E44} |
値の名前 | Value |
タイプ | REG_SZ |
値のデータ | Allow → 有効【既定】 Deny → 無効 |
このレジストリをコマンドで変更する方法
管理者として実行したコマンドプロンプトに以下のコマンドを貼り付けて実行すれば、簡単に設定を変更できます。
有効化する場合
reg add HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\DeviceAccess\Global\{E5323777-F976-4f5b-9B55-B94699C46E44} /v Value /t REG_SZ /d Allow /f
無効化する場合
reg add HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\DeviceAccess\Global\{E5323777-F976-4f5b-9B55-B94699C46E44} /v Value /t REG_SZ /d Deny /f
おすすめのマイク&スピーカー&ウェブカメラ
WEB会議やミーティングに参加する際に、職場でYAMAHA(ヤマハ)のマイク&スピーカーを使用しているのですが、これが結構性能がよかったのでお勧めします。ちょっと小さい声も拾うし、相手の声も聞き取りやすいです。マイクのON/OFFもワンプッシュで簡単です。また、Bluetoothなど無線で使用できる物もありました。ヤマハ以外にロジクール製品もよかったです。
ヤマハ(YAMAHA)
ロジクール(Logicool)