IE11の互換表示設定をレジストリで登録する方法とコマンド
目次
Internet Explorer 11 の互換表示設定にレジストリでサイトの追加を設定する方法をメモ。
画面は Windows 10 の Internet Explorer 11 に登録したときのものです。この方法は Windows 7/8.1 でも使えます。
レジストリで設定する方法
互換表示設定に追加されたアドレスは以下のレジストリにバイナリで登録されています。例えば上記のように追加したいアドレスが 192.168.0.80 だったときの例です。これと同じレジストリを登録すれば手動でサイトの追加を行わなくてもサイトの登録ができます。
キー | HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\BrowserEmulation\ClearableListData |
値の名前 | UserFilter |
種類 | REG_BINARY |
値のデータ | 411f00005308adba010000003600000001000000010000000c000000f9472ef3a33bd401010000000c003100390032002e003100360038002e0030002e0038003000 |
ご覧の通り、198.168.0.80という単純な数字のみのアドレスなのに、バイナリで保存しなければならないため、簡単には登録できません。一度、手動で登録してレジストリを書き出すことができます。
書き出したレジストリファイルを 右クリック-[編集] で開いてみると、中身は以下のようになっています。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\BrowserEmulation\ClearableListData] "UserFilter"=hex:41,1f,00,00,53,08,ad,ba,01,00,00,00,36,00,00,00,01,00,00,00,\ 01,00,00,00,0c,00,00,00,f9,47,2e,f3,a3,3b,d4,01,01,00,00,00,0c,00,31,00,39,\ 00,32,00,2e,00,31,00,36,00,38,00,2e,00,30,00,2e,00,38,00,30,00
このファイルを別のPCにコピーして 右クリック-[結合] で実行すれば登録ができます。
コマンドで登録する方法
上記のレジストリをコマンドで登録するとしたら以下となります。
reg add "HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\BrowserEmulation\ClearableListData" /t REG_BINARY /v "UserFilter" /d "411f00005308adba010000003600000001000000010000000c000000f9472ef3a33bd401010000000c003100390032002e003100360038002e0030002e0038003000" /f