バッチで解決!パソコンとiPhoneのテザリングが勝手に切断されるのを防ぐ方法
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いつの間にかテザリングが切れて困る
営業でお客さんを訪問し、WindowsタブレットからiPhoneにテザリングしてブラウザでWEBページを開いて説明していると、5分くらい放置していただだけなのに、いつの間にかインターネット共有が切断されていることが頻繁にあります。いいテンポで商談しているのに、いざというときに切断されていて、再接続の間は焦ったりして変な空気になってしまうことがあります。それを防ぎたいなと調べたら原因や対策方法がわかったのでメモ。
切断される原因
iPhone/iPadのインターネット共有は90秒間に何も通信がないと、省電力化のためにテザリングが切断される仕様のようです。また、iPhoneの画面が自動ロックされてスリープ状態になるのも原因があるようです。その設定を変更するメニューは存在していないみたいで、無効にしたり、90秒以上に変更することができないようです。
解決方法
よって、無通信状態が90秒以上にならないようにするか、画面の自動ロックやスリープを防げば良いということで、いい方法がありました。
バッチファイルで定期的にPINGを飛ばす方法
以下の参考ページにはバッチファイルで『90秒以内にPINGを1回飛ばす』ということをバックグラウンドで定期的に繰り返し、無通信状態を回避する方法がありました。フリーソフトも要らない簡単な方法です。
バッチファイルのソース例(Windows)
60秒に1回、ヤフーにPINGを飛ばします。
:top ping /n 1 www.yahoo.co.jp timeout /t 60 goto top
PING送信先はlocalhost
または127.0.0.1
でもOKでした。これなら外部のサイトではなく、自分自身のパソコンにPINGを送信するので、不要なパケットロスやトラフィックの負荷を最大限防いだ上で通信状態を発生させることができるかもしれません。
ちょっと改造したバッチファイルのソース例(Windows)
@echo off set time=60 set url=localhost :top cls echo. echo %time%秒ごとに %url% へPINGを1回送信しています。 echo. ping /n 1 %url% timeout /t %time% goto top
ダウンロード
このソースを使ったバッチファイルは以下からダウンロードできます。解凍すると「テザリング接続キープ.bat」というファイルがありますので、ダブルクリックしてお使いください。
keep-tethering-connection.zip(341 byte)
実行画面
他にもストリーミングミュージックを流し続ける方法というのもありましたが、パケットが消費されてしまいます。PINGを飛ばす程度であればパケット消費も気にならないかと思います。iPhone/iPadに限らず、パソコンからAndoroidのスマトフォンやタブレットに接続したテザリングが勝手に切れて困るなど、一定周期でパケットを送信するフリーソフトを探している方には簡単で便利な方法かと思います。
MACの場合
Macの場合も、同様の理屈でできるみたいです。Windowsとはスクリプトが異なります。先ほどの参考ページにMacで行う場合の詳しい方法が記載されています。
iPhone/iPadをスリープさせない方法
以下の参考ページでは、iPhoneの「インターネット共有」の画面を開きっぱなしにしておくことで、切断が防げるとのこと。併せて画面がロックされる時間を無制限にする方法が記載されています。
Windows側のBluetoothを無効にする方法
以下はWi-FiとBluetoothの電波干渉を防ぐことで解決する方法らしいのですが、Bluetoothも使う方には困る方法ですので、参考程度にメモ。