OFFICEのプロダクトキーを確認するためのコマンドとスクリプト

目次

ライセンス認証済みのMicrosoft Office 2013のエクセルが調子悪いと相談があり、[コントロールパネル][プログラムと機能]より[変更]ボタンを押して[修復]を行ったところ、ライセンス認証を求められました。

ところが、PCの持ち主がプロダクトキー記載のカードがどこにいったかわからいというよくある困った状況。そこでいくつかプロダクトキーを調べる方法がいくつかあったのでメモ。

コマンドプロンプトからヒントを得る

以下のコマンドでプロダクトキーの一部(一番最後の5桁)を見つけることができます。古いバージョンのオフィスであればこの一部からレジストリを検索してプロダクトキーを見つけることができるそうです。

cscript.exe slmgr.vbs /dlv all 
cscript "%programfiles%\Microsoft Office\Office15\ospp.vbs" /dstatus

コマンドプロンプトは管理者として起動しないとエラーになります。

使えそうなフリーソフトの参考ページ

試していないけど使えそうなので一応メモ。

DigitalProductIDをデコードするスクリプト

Office 2013の場合、暗号化されたプロダクトキーが以下のレジストリに格納されています。

  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Office\15.0\Registration\{90150000-0011-0000-1000-0000000FF1CE}
  • DigitalProductID(REB_BINARY)

ちなみにWindowsの場合は以下に格納されています。

  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion
  • DigitalProductID(REB_BINARY)
  • DigitalProductID4(REB_BINARY)

ここの値のデータをデコードすればプロダクトキーがわかります。そのデコードを行うVBスクリプトが以下ページにあります。

使えなかったけど以下も参考に

試したらちゃんと動きましたが2013のキーは違うものが出力されました。Office 2013/2016はオフセット値を変えないといけないかもしれませんが、その数値がわかりません。

DigitalProductIDをデコードするサイト

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2017年9月現在で最新のWindows Update Clientを含むKB4038777(Windows7)

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IF文で現在と指定の日時を比較・分岐してコマンドを実行するバッチファイル