F8を押して「コンピューターの修復」が表示されないので意図的に出す方法

目次

リカバリディスクやWindowsのインストールディスクのないパソコンを工場出荷時に戻そうと起動時にF8を押しても[コンピューターの修復]が表示されないことがあります。スタートアップ修復が必要な時だけしか出ないものなのでしょうか?

こういったとき、意図的に表示されるようにするための方法があったのでメモ。REAgentCというコマンドを使うようです。

コマンド

管理者としてコマンドプロンプトを起動して使います。

回復環境(Windows RE)が有効になっているか確認

reagentc /info

回復環境(Windows RE)を有効にする

[有効化された Windows RE][1] にします。

reagentc /enable

システムの次回起動時に Windows RE が自動的に起動するように指定

reagentc /boottore

参考

「コンピュータの修復」が起動しない場合

もし、F8を押して起動し[コンピューターの修復]を選択してもWindows回復環境が起動せず、通常のWindowsが起動してきた場合は、回復環境のパスがズレている場合があります。 自分の場合、回復環境の入ったパーテーションは1のはずなのに、上記のようにreagentc /infoで表示されているパスの一部がpartition3となっていました。

これを変更する方法は以下が参考になります。

ところが、上記を参考に行っても自分の環境の場合はうまくいきませんでした。そこでDISKPARTで回復環境の入ったPartition1Activeにして再起動したらF8を押さなくても回復環境が起動し、メニューに従って工場出荷時に復元できました。

DISKPARTでパーテーションをアクティブにする方法は以下のページに記載しています。

復元後の再起動の際は無事Windows7が起動し始めましたが、万が一また回復環境が起動してきた場合は、Windowsのインストールメディア等のWindowsPEからパソコンを起動し、DISKPARTで回復したWindowsの入ったパーテーション(自分の場合Partition3)をActiveに戻す必要があります。

このようなことになる原因は今回HDDからSSDに引っ越ししたからかもしれません。以下のページが参考になります。

前へ

Windowsでインターネットだけ遅いときに試すコマンド netsh winsock reset

次へ

パソコンを工場出荷時の状態に戻そうとしてもエラーが出るとき