ネットワークが定期的に切断されるときに試したネットワーク設定をリセットするコマンド
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定期的にWindowsのネットワークが切れることがある
会社のパソコンも自宅のパソコンもネットワークが定期的に切断されます。ひどいときは起動した時点で既にアイコンにビックリマークが付いていてインターネットができないことも.あります。今回、症状が出たOSはWindows7とWindows8.1。
ネットワークカードのドライバを更新したり、IPv6をOFFにしてみたり、ネットワークカードの詳細設定を変更してみたりといろいろしてみましたが全く解決に至りませんでした。
以下のことを試して定期的に切断される問題は解決できませんでしたが、結果的にネットが高速化されブラウザの表示スピードが速くなったので、とりあえずやってみたことをメモ。
Windowsのネットワークアダプタの設定を初期化するコマンド
とりあえず、コマンドプロンプトでいろいろ初期化してみる。IPアドレスを固定していた場合、リセットするとIPアドレスが消えるので、実行前に現在のIPアドレスをメモしておいてください。このコマンドはWindows 10/8.1/8/7 で使用できます。
ネットワーク・インターフェイスの初期化(リセット)
netsh interface ip reset c:\reset.log
IPv4のみリセットしたいとき
netsh interface ipv4 reset
IPv6のみリセットしたいとき
netsh interface ipv6 reset
Windows Socketの初期化
netsh winsock reset
TCPパラメータの初期化
netsh interface tcp reset
SNPを無効化する設定
まずSNPの各機能の設定を確認
netsh int tcp show global
Receive-Side Scaling(RSS)の無効化
netsh int tcp set global rss=disabled
通信に極端な障害が発生していない場合や、効果を感じられない場合は、enabled
でも良いかもしれません。
TCP Chimney オフロード の無効化
netsh int tcp set global chimney=disabled
NetDMA(Network Direct Memory Access)の無効化
netsh int tcp set global netdma=disabled
※Windows8/8.1は未サポートで設定不要。
受信ウィンドウ自動チューニングレベルも無効化
netsh interface tcp set global autotuninglevel=disabled
または
netsh interface tcp set global autotuninglevel=highlyrestricted
highlyrestricted
のほうが速い気がする。
パラメータ | 意味 |
disabled | 自動最適化を無効 |
highlyrestricted | 既定値より受信ウィンドウを保守的に少し拡大 |
restricted | 既定値より受信ウィンドウを制限的に拡大 |
normal | 既定値に戻す |
experimental | restrictedの制限対応 |
アドオン混雑制御プロバイダに設定
netsh interface tcp set global congestionprovider=ctcp
パラメータ | 意味 |
ctcp | 有効 |
none | 無効 |
ネットワークアダプタの電源の設定
「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックは外します。「デバイスマネージャ」-「ネットワークアダプタ」にあるネットワークカードのプロパティの「電源の管理」というタブで設定できます。
参考サイト
- http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100824/351391/
- http://www.review-rank.net/?p=2552
- http://freesoft.tvbok.com/web/network/disable_snp.html
- http://support.express.nec.co.jp/care/techinfo/snp.html
- http://blogs.technet.com/b/jpntsblog/archive/2010/03/23/scalable-networking-pack.aspx