SSDのプチフリ対策

目次

ハードディスクからSSDに移行して、感動するくらい劇的に体感速度が上がりましたが、どうも調子が悪いことがあります。

  • アプリケーションのインストールが途中で止まる。
  • 今まで起動していたアプリケーションが起動しない。
  • 特定のアプリケーションが使用中に強制終了する。
  • Windowアップデートがずーっとダウンロード中で終わらない。
  • Windowアップデートでダウンロードはできたがインストールができない。

など。

 

こういうのをプチフリーズ(略して、プチフリ)というらしいです。

確かにOSはフリーズしないが、ちょっとしたところでフリーズ...。

SSDは単調で連続した読み書きには強いのですが、複雑な読み書きを同時にこなすのが苦手なようです。

 

解決策

バックグラウンドでちまちました読み書きを忙しく行なっているものをすべて止めます。

  1. 仮想メモリを「なし」または「システム管理サイズ」に変更する。
  2. システムの復元を無効にする。
  3. Windowsアップデートの方法を変更する。
  4. アライメント(不整合)のズレを調整(補正)する。

 

詳細

仮想メモリを「なし」または「システム管理サイズ」に変更する。

まず、これだけを行うだけでほぼ解決します。「なし」にしてもSSDのパフォーマンスの良さも損なわれません。まず、マイコンピューターを右クリックしてプロパティを開きます。あとは以下の画面のとおり。(Vistaの画面ですが、XPも7も同様です。)

 

システムの復元を無効にする。

チェックを外して無効にします。(これは特にしなくても支障はないかもしれません。)

 

Windowsアップデートの方法を変更する。

コントロールパネルの「Windows Update」を開き、「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」以外を選択します。これで、アップデートできない不具合はバッチリ解消しました。

 

アライメント(不整合)のズレを調整(補正)する。

WindowsXPとSSDではアクセスのバイト単位が異なっているめ、アクセスの際にズレが生じ、それがプチフリの原因になるらしいです。(参考:SSD導入 パーテイションアライメントって何?

SSDがIntel製であれば、Acronis AlignTool* - Intel® SSD Edition を使用すれば調整(補正)ができます。Windows7/8では不要ですが、XPの場合はやっておきましょう。

 

その他

iTunesをダウンロードしたがインストールできないといったことがありましたが、窓の手などのWindowsカスタマイズソフトを使って、「カーネルを物理メモリに置く」にしたらなぜか解消しました。

その他、逆にしない方がいいことがあります。

プチフリ解消方法や対策がいろいろなページで公開されていますが、中でもディスクの書き込みキャッシュを無効にするといった方法です。

有効のままでプチフリは起こっていませんし、キャッシュはパフォーマンスを上げるものなので、有効にしておかないと、せっかくのSSDの劇的なスピードが損なわれます。CrystalDiskMarkなどでベンチマークするとわかります。

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SATA2(3Gbps)接続したSSD×2台のRAID0のベンチマーク

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対処方法「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります。」