AcronisのTIBファイルを使って仮想マシンをXenからVMwareに移行して起動に失敗するとき
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バックアップから復元したしたVMが起動に失敗する
仮想マシンをXen ServerからVMwareに移行する手段としてAcronis True ImageまたはAcronis Backup & Recoveryを使用しました。こういうのをI2VとかV2Iと呼ぶやり方のだそうです。バックアップと復元の作業自体は成功するのですが、移行後の仮想マシン(Windows 10及びWindows Server2016)が起動途中でブルースクリーンになります。その解決方法が分かったのでメモ。
移行元・移行先の仕様に注意
MBRとGPT
Windowsの場合、パーテーションスタイルはMBRとGPTがありますが、これを移行元と移行先が同一になるようにきっちり合わせておくことが必要です。
OKなケース
- MBR → MBR
- GPT → GPT
NGなケース
- MBR → GPT
- GPT → MBR
異なるパーテーションスタイルの仮想ディスクに復元してしまったとき
- Acronisの『ドライブの管理』メニューで復元したい環境に合わせてMBR/GPTに変更し、復元作業をやり直す。
- パーテーションを編集するアプリケーションを使って変更する。
BIOSとUEFI
VMware vSphere Clientの[設定の編集]-[仮想マシン オプション]-[起動オプション]の[ファームウェア]を以下の組み合わせになるようにBIOSまたはUEFIに変更します。
- MBR → BIOS
- GPT → UEFI
IDEとSCSI
- MBR → IDE
- GPT → IDEまたはSCSIのどちらでもOK?