Acrobat Reader DCをオフラインインストールするときのコマンドとレジストリとバッチファイル

WindowsにAdobe Acrobat Reader DCをオフライン環境でサイレントインストールするときに使うコマンドとバッチファイルや、初回起動時の使用許諾契約(EULA)スタートアップの画面を表示させないレジストリをメモ。

DCやオフライン限定ではなく、オンライン版のインストーラーやReaderではないAcrobat StanderdやProも大体共通かと思われます。

Acrobat Reader DC のダウンロード先

Windows版のインストーラーはいつもここからダウンロードしています。オフライン環境でもインストール可能なインストーラーをダウンロードできます。

バージョンによってはアップデート用のインストーラーしかない場合がありますので、セットアップ用かアップデート用か確認してダウンロードしてください。新規インストール用のみのセットアップファイルのみでよければ以下からもダウンロードできます。

セットアップ用とアップデート用のファイルの見分け方

セットアップ用のファイルの例

今日現在で一番新しいセットアップはバージョン17.012.20093で以下となります。

アップデート用のファイルの例

今日現在で一番新しいアップデータはバージョン17.012.20098で以下となります。セットアップ用と違ってファイル名にアップデートを示す「Upd」という文字が入っています。

サイレントインストールするコマンド

セットアップするコマンド

以下はサイレントインストールするコマンドの一例です。サイレントインストールは進行状況が見えないため、インストール中なのかインストールが終了しているのかわかりません。

C:\AcroRdrDC1701220093_ja_JP.exe /sAll /rs /rps /msi EULA_ACCEPT=YES SUPPRESS_APP_LAUNCH=YES

/msi EULA_ACCEPT=YESはインストール後の初回起動時に使用許諾契約書(EULA)の表示しないようにするものです。SUPPRESS_APP_LAUNCH=YESはセットアップ後に Adobe Reader を起動するのを抑制するオプションですが、DCの場合はセットアップ後に起動してこないので省いても問題ありません。その他のパラメーターの意味は以下を参考にしてください。

アップデートするコマンド

セットアップとちょっと違い、MSIEXEC.EXEを使用してインストールします。

msiexec /update C:\AcroRdrDCUpd1701220098.msp /passive /norestart

/passiveでインストール操作は不要ですがインストールの進行状況が表示されるので、サイレントインストールと違い、インストールが完了しているかどうかわかりやすいです。/quietにすればサイレントインストールとなります。

初回起動時の画面を出さないようにするレジストリ

インストール後の初回起動時に、使用許諾契約とスタートアップの画面が出ますが、これを出さないようにするレジストリがありました。

使用許諾契約(EULA)の画面を表示させない

このレジストリで既に同意したことにします。インストールパスに/msi EULA_ACCEPT=YESを付けた状態でインストールすれば以下と同じ状態になります。

キー HKEY_LOCAL_MACHINE¥Software¥Adobe¥Acrobat Reader¥DC¥AdobeViewer
値の名前 EULA
REG_DWORD
値の内容 1(同意する)

コマンドで登録するときは以下となります。

reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE¥Software¥Adobe¥Acrobat Reader¥DC¥AdobeViewer" /v EULA /t REG_DWORD /d 1 /f

スタートアップの画面を非表示にする

キー HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Adobe\Acrobat Reader\DC\FeatureLockDown
値の名前 bShowWelcomeScreen
REG_DWORD
値の内容 0(非表示)

コマンドで登録するときは以下となります。

reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Adobe\Acrobat Reader\DC\FeatureLockDown" /v bShowWelcomeScreen /t REG_DWORD /d 0 /f 

バッチファイル

上記を踏まえて、セットアップ→アップデート→レジストリ登録までノンストップで行うバッチファイルのソース例は以下となります。管理者として実行してください。

@echo off

echo Acrobat Reader DC をインストールしています。
C:\AcroRdrDC1701220093_ja_JP.exe /sAll /rs /rps /msi EULA_ACCEPT=YES
if %errorlevel% neq 0 (
	echo エラー発生したので中断します。エラーレベル %errorlevel%
	goto END 
)

echo Acrobat Reader DC をアップデートしています。
msiexec /update C:\AcroRdrDCUpd1701220098.msp /passive /norestart
if %errorlevel% neq 0 (
	echo エラー発生したので中断します。エラーレベル %errorlevel%
	goto END 
)

echo スタートアップ画面を非表示にするレジストリを登録しています。
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Adobe\Acrobat Reader\DC\FeatureLockDown" /v bShowWelcomeScreen /t REG_DWORD /d 0 /f
if %errorlevel% neq 0 (
	echo エラー発生したので中断します。エラーレベル %errorlevel%
	goto END 
)

echo 完了しました。

:END
pause

試していないので、うまく動かなかったらごめんなさい。

Adobe Customization Wizard

使用許諾契約(EULA)の画面をださないようにインストーラーをカスタマイズするAdobe Customization Wizardというツールもあるようです。

まとめ

とりあえずはこれで少しインストールが楽になりそうです。

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