リモートデスクトップ(RDP)の接続が遅いのでポリシーで解決

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リモートデスクトップ(RDP)の接続にやたら時間がかかる

リモートデスクトップで遠隔操作するとき、接続にやたら時間がかかるパソコンがあります。

こんな画面が出て↓

リモート接続を保護しています

「リモート接続を保護しています...」が消えるまでが長い。

 

以下のMicrosoftの説明によると、Vista以降はRDPにはSSLが使われていて時間がかかるらしい。

グループポリシーを変更

セキュリティのこととかさておき、操作される側(ホスト側)のグループポリシーを変更すればサクッと接続できるようになります。

gpedit.mscを起動して以下に設定を変更。

[ローカルコンピューターポリシー]
 └[コンピューターの構成]
  └[管理用テンプレート]
   └[Windowsコンポーネント]
    └[リモートデスクトップサービス]
     └[リモートデスクトップセッションホスト]
      └[セキュリティ]

グループポリシー

にある「リモート(RDP)接続に特定のセキュリティレイヤーの使用を必要とする」を開き、[有効]にチェックを入れ、[セキュリティレイヤー]の欄で[RDP]を選択する。

リモート(RDP)接続に特定のセキュリティレイヤーの使用を必要とする

これでサクッと繋がるようになります。(セキュリティ面がどうなのかは別として...。)

 

安定のシステム運用か?それとも素早い対応か?

よくわかっていないので、どちらが優先なのか考えて行わないといけないですね。

レジストリで設定する場合

上記のポリシーをレジストリで設定する場合は以下となります。

パスHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows NT\Terminal Services
SecurityLayer
タイプREG_DWORD
値のデータ0(参考 0:RDP 1:ネゴシエート 2:SSL)

レジストリを登録するコマンド

コマンドプロンプト(管理者)から以下のコマンドでレジストリを追加することもできます。

reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows NT\Terminal Services" /v "SecurityLayer" /t "REG_DWORD" /d 0 /f

参考サイト

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UltraVNC Viewerの遠隔操作を高速化できるミラードライバー(Mirror Driver)

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IMEの言語バーの表示を変更するレジストリのメモ。