TurboVNCでパソコンを快適に遠隔操作・リモートデスクトップ
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いままでパソコンの遠隔操作は「RealVNC」で行っていました。
便利ではあるのですが、レスポンスの悪さや途中で通信がフリーズすることに不満でした。
しかーし!
数あるVNC(Virtual Network Computing)ソフトの中でも「TurboVNC」は違います。
まるでローカルPCを操作しているようなレスポンス。
iPhoneアプリの「VNC Viewer」から3G回線で遠隔操作してもサクサク動く!
もう外出用のハイスペックノートが不要になった!(持ってないけど)
外出用のロースペックパソコンでもインターネット回線があれば、家や会社のパソコンを持ち出しているのも同然。
スマートフォンやネットブックがシンクライアントとして使える。
iPad2とBluetoothキーボード買おうかな...。
英語版しかないので、設定に戸惑いましたが、基本的には「RealVNC」とあまり変わりません。
サーバー側(遠隔操作される側)の設定は「RealVNC」よりも細かくできます。
遠隔操作する側は今までの「RealVNCビューワ」も使えるので導入は簡単でした。
(サーバー側は「RealVNC」と「TurboVNC」は共存できないみたいです。)
この「TurboVNC」、ウィキペディアによると「TightVNC」の派生でインテルとサンマイクロシステムズが独自にチューンアップし、ハードウェアを利用して画像を送信している。だから軽くて速いみたいなことが書いてありました。
「Wake On LAN」で外部からパソコンに電源を入れるソフトと併用すると更に便利です。
僕がよくやるのは
- iPhoneのWake On LANアプリ「iRPM」でパソコンに電源を入れる。
- iPhoneの「VNC Viewer」でパソコンを遠隔操作。
- 遠隔操作しているパソコンの電源を切る。
といった感じで使っています。
※Wake On LANを使うにはマザーボートでパソコンの電源が入っていなくてもLANカードを待機状態する設定が必要です。また、LANカードもマジックパケットを受け付ける状態にしておく必要があります。
※外部から電源を入れるためのマジックパケットをブロードキャストアドレス(例:192.168.***.255)に通せるルーターが操作される側のネットワークに必要です。
TurboVNCのインストール方法(遠隔操作される側・サーバー)
- http://www.virtualgl.org/Downloads/TurboVNCのページを開く。
- 最新バージョンを選択。(記事作成時:1.0.1)
- TurboVNC-1.0.1.exe(32ビットの場合)をダウンロードして実行。
- サーバーソフトもインストールするためのチェックを入れる。
- 常に遠隔操作を受付状態にするため、パソコン起動時にサーバーを起動するためのサービス登録のチェックを入れる。
- インストール。
- 設定で遠隔操作時にパスワードを要求する場合、パスワードを設定。併せてグローバルIPアドレスやダイナミックDNSを利用してアクセスする場合のポートを設定。
※ルーターにNAT・ポートフォワードの設定もお忘れなく。
- ほぼリアルタイムに遠隔操作映像を更新するためのチェックを入れる。
- Windowsファイヤウォールの例外に「C:\Program Files\TurboVNC\WinVNC.exe」を登録して通信を許可する設定を追加。
遠隔操作する方法(クライアント側)
- 上記と同じようにTurboVNCをインストール。
- 「TurboVNC Viewer」を起動。
- 操作したいパソコンのIPアドレスとポートを入力でし「Connect」を押す。
- パスワードを要求された場合はサーバー側で設定したパスワードを入力して「OK」を押す。
- 操作したいパソコンの画面がわらわれたらいつものように操作。フルスクリーン表示で使うと便利。
※フルスクリーン表示の解除は「Ctrl+Shift+Alt+F」
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追記
最近ではTurboVNCの配布はされていないようです。今は替わりにUltraVNCと描画を高速にできるMirrorDriver(ミラードライバー)をセットで使っています。