自動サインイン/ログオンをレジストリで設定する(Windows 10/8.1/7)

パスワード入力を自動化してWindowsにログオンしたい

Windowsに自動サインイン(ログオン)する方法として、GUIで設定する方法がありますがレジストリで設定する方法を見つけたのでメモ。

Windowsにログオンするユーザーのパスワードをなしにはしたくないけど、パスワード入力は省きたいというときにおすすめの方法です。これを行えば、ログオンパスワードの入力をスキップし、電源ボタンを押すとデスクトップの表示するところまでノンストップで起動できます。Windows 10/8.1/7で共通の方法です。

事前準備として使用するユーザーを確認

[コンピューターの管理]-[ローカルユーザーとグループ]-[ユーザー]に登録されたユーザーが対象となります。ここではuser01というユーザーを使って自動サインイン(ログオン)する場合を例に説明します。

自動サインイン/ログオンを有効化するレジストリ

レジストリエディター(regedit.exe)を起動して以下のレジストリの値のデータを変更します。レジストリとかいじるのは苦手という方は、もっと簡単は方法がページ下部(もっと簡単にGUIで設定する方法)にありますので、そちらを参考にしてください。

自動ログインを有効にする

キー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
値の名前 AutoAdminLogon
REG_DWORD
値の内容 0 → 無効(デフォルト)
1 → 有効

ログイン対象のユーザー名を指定

キー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
値の名前 DefaultUserName
REG_SZ
値の内容 自動ログインしたいユーザー名を指定する

ログイン対象ユーザーのログインパスワード

キー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
値の名前 DefaultPassword
REG_SZ
値の内容 自動ログインしたいユーザーのパスワードを指定する

ドメイン名の指定(ドメインユーザーで自動ログインする場合)

ドメインに参加していない場合は値の内容が現在のコンピュータ名になっていると思います。特にここは変更の必要がありませんが参考まで。

キー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
値の名前 DefaultDomainName
REG_SZ
値の内容 ドメイン名を指定する

バッチファイル例

例えば、Windowsに自動でログオン(サインイン)するユーザーのドメイン名domain01.localで、ユーザー名user01で、パスワードpassword01だった場合、以下のようになります。WORKGROUP環境の場合DefaultDomainNameの行は不要です。

@echo off
set REGROOT = "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon"
reg add %REGROOT% /v "AutoAdminLogon" /t REG_DWORD /d "1" /f
reg add %REGROOT% /v "DefaultDomainName" /t REG_SZ /d "domain01.local" /f
reg add %REGROOT% /v "DefaultUserName" /t REG_SZ /d "user01" /f
reg add %REGROOT% /v "DefaultPassword" /t REG_SZ /d "password01" /f
pause
exit

Administratorなどの管理者ユーザーWindows Updateを繰り返すスクリプトを組み合わせればクリーンインストール後のアップデートが楽になりそうです。

もっと簡単にGUIで設定する方法

ちなみにGUIで設定する場合の方法は以下となります。

GUIの設定画面の呼び出し方法

設定画面はWindows+Rを押して以下のどちらかのコマンドで 「ユーザーアカウント」 の画面を呼び出します。

どちらのコマンドでも同じ画面が出ます。

    ↓

設定方法

以下のページでも詳しく説明していますので参考にしてください。

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