Windows7クリーンインストール直後、真っ先に入れるWindowsアップデート更新ファイル

Windows7をクリーンインストールしていきなりWindowsアップデートしようとすると更新ファイルの確認につまずいたり、待っても待っても確認が終わらなかったり、失敗したりすることがあります。

Windows7のパソコンをクリーンインストールしたり、リカバリして工場出荷時に戻したらオフライン状態で真っ先に適用しておいた方がいい更新プラグラムのメモ。

これを行うことでアップデートが失敗したり、アップデートが終わらないということを防げます。Windows Update Clientが更新されるため、更新ファイル確認の時間も数分になり、初回のWindows Updateの更新が200ファイルを超えていたものが50~70前後になます。

更新ファイルと入れる順番

投稿当初の内容を2017/11/15時点の物に更新しています。

シンプルに適用する場合

Windows 7をSP1→大型ロールアップ(別名SP2)→最新Windows Update Cilentアップデートを最短で行うものです。

順番 更新ファイル 内容
1 KB976932 ※Windows 7 SP1の場合は不要。
Windows 7 Service Pack 1です。Windows7 SP1は2011/05/31と2014/8/12に公開されたものと2つあります。新旧の両方とも同じKB番号となります。新SP1であるKB976932(KB2534366とKB2533552含むもの)はダウンロードリンクが存在していなたいめ、オフラインでのインストールはいまのところできません。よって、オフラインではこの旧SP1を入れます。後にWindows Updateで新SP1である同番のKB976932が表示されるので、Windows Update経由でアップデートしてください。詳しくは「2014 年 8 月 12 日に公開された Windows 7 Service Pack 1 (KB976932) について」を参照してください。
2 KB3177467 サービス スタック更新プログラムで、次のKB3125574が必要とするものです。KB3020369を置き換えたものとなります。
3 KB3125574 別名Windows 7 SP2と呼ばれているものです。
Windows7 SP1以降の過去5年分の更新プログラムを新しい更新プログラムに置き換える巨大ロールアップパッケージ。これを適用すると最初のWindows Updateの更新ファイル数が適用する以前の200から数50~70個くらいに減ります。その代わり、適用する時間は結構かかります。SSD(SATA)環境でもインストールに20~30分くらいかかります。
4 KB4048957 ※IE11インストール後に入れるほうがよい。
2017年11月分のセキュリティ マンスリー品質ロールアップ。
これに含まれているWindows Update Client(Wuapi.dll)のバージョンは7.6.7601.23806で2017年06月分のセキュリティ マンスリー品質ロールアップ(KB4022719)から変更はありません。

 

Windows Updateが失敗続きになってしまったとき

2017年09月以降の月例ロールアップをクリーンインストール直後にいきなり入れてWindows Updateを行うとアップデート失敗を繰り返す症状が出ることがありました。

いろいろセットアップして最後の最後でアップデートに失敗するとガックリします。

なので、適用するファイルは多くなりますが、オフラインで事前に以下を適用しておくと後のオンラインアップデートで失敗することはなくなりました。不要な物も含まれいるかもしれませんが、試してみてください。

順番 更新ファイル 内容
1 KB2533552 ※Windows 7 SP1の場合は不要。
Windows 7 SP1(KB976932)をインストールする際に発生する可能性がある問題を修正する更新プログラム。
2 KB976932 ※Windows 7 SP1の場合は不要。
Windows 7 Service Pack 1です。Windows7 SP1は2011/05/31と2014/8/12に公開されたものと2つあります。新旧の両方とも同じKB番号となります。新SP1であるKB976932(KB2534366とKB2533552含むもの)はダウンロードリンクが存在していなたいめ、オフラインでのインストールはいまのところできません。よって、オフラインではこの旧SP1を入れます。後にWindows Updateで新SP1である同番のKB976932が表示されるので、Windows Update経由でアップデートしてください。詳しくは「2014 年 8 月 12 日に公開された Windows 7 Service Pack 1 (KB976932) について」を参照してください。
3 KB3138612

Windows Updateクライアント(Wuapi.dll)を7.6.7601.19161にアップデートし、更新の確認が終わらない、または時間がかかる問題を改善するもの。
最新の月例ロールアップ更新ファイルを適用すれば、もっと上位のバージョンに更新されますが、おまじない的に入れます。後のWindows Updateが失敗続きになることが防げている気がします。

4 KB2592687 リモート デスクトップ プロトコル (RDP) 8.0を使用可能にするもの。
要らないかもしれませんが、後のWindows Updateでこの更新ファイルの適用が失敗続きになることがあったため入れておきます。
5 KB3177467 サービス スタック更新プログラムで、次のKB3125574が必要とするものです。KB3020369を置き換えたものとなります。
6 KB3125574 別名Windows 7 SP2と呼ばれているものです。
Windows7 SP1以降の過去5年分の更新プログラムを新しい更新プログラムに置き換える巨大ロールアップパッケージ。これを適用すると最初のWindows Updateの更新ファイル数が適用する以前の200から数50~70個くらいに減ります。その代わり、適用する時間は結構かかります。SSD(SATA)環境でもインストールに20~30分くらいかかります。
7 KB3172605 2016/07/21に配信されたロールアッププログラムで、Windows Updateエージェント(wuaueng.dll)7.6.7601.23453にアップデートするもの。
後のWindows Updateでこの更新ファイルの適用が失敗続きになることがあったため入れておきます。
8 KB4048957 ※IE11インストール後に入れるほうがよい。
2017年11月分のセキュリティ マンスリー品質ロールアップ。
これに含まれているWindows Update Client(Wuapi.dll)のバージョンは7.6.7601.23806で2017年06月分のセキュリティ マンスリー品質ロールアップ(KB4022719)から変更はありません。

Inetrnet Explorer 11をインストールする場合

クリーンインストール後のIntenet Explorer(IE8/IE9/IE10)をIE11にアップデートする場合。

順番 更新ファイル 内容
1 KB2670838 ※オンラインでIE11をインストールするときは不要。
事前準備プログラム
2 KB2729094 ※オンラインでIE11をインストールするときは不要。
事前準備プログラム
3 KB2882822 ※オンラインでIE11をインストールするときは不要。
事前準備プログラム
4 KB3125574 ※オンラインでIE11をインストールするときは不要。
事前準備プログラム
※この更新ファイルは上記でクリーンインストール後に入れるのですが、適用されていないことがありましたので、ここでもう一度インストールしてみてください。
5

Internet Explorer 11

オフラインインストーラーダウンロードリンクまとめページ

 

Internet Explorer 11のオフラインインストールが失敗すときの参考

Internet Explorer 11のダウンロードリンク

.NET Framework 4.7.1もインストールする場合

順番 更新ファイル 内容
1 .NET Framework 4.7.1(KB4033342) オフラインインストーラー(直リンク)
※オンラインでインストールするときはWEBインストーラーの方を使います。
2 .NET Framework 4.7.1言語パック .NET Framework 4.7.1用の日本語言語パック(直リンク)
※オフラインインストーラー使用時のみ必要。WEBインストーラーでオンラインインストールする場合は自動でインストールされるためです。

 

インストールに失敗するとき

2017 年 5 月 17 日 - KB4019265 (マンスリー ロールアップのプレビュー)以降の月例ロールアップが適用されている場合はエラーになりませんが、Windows 7のクリーンインストール直後に準備なしにいきなり.NET Framework(4.6以降)をインストールしようとすると、必要な準備が整っていないためオンライン・オフライン共に失敗することがあります。その場合は以下の参考にしてください。

バッチファイルでサイレントインストール

ダウンロードした更新ファイルをダブルクリックしてもなかなかインストールの画面が出ないことがあります。バッチファイルでサイレントインストールすればすんなりインストールできます。以下はKB3125574を入れる場合の参考です。KBinstall.batとか適当な名前を付けて更新ファイルと同じ階層に置いて使います。うまく動かなかったらごめんなさい。

@echo off

echo.
echo 更新ファイルをインストールします。
echo.

pause

rem 作業フォルダを作成
md c:\InstallKB

rem 更新ファイルを作業フォルダに展開
wusa.exe %~dp0Windows6.1-KB3125574-x86.msu /extract:c:\InstallKB

rem 展開したファイルからインストール
pkgmgr.exe /n:c:\InstallKB\Windows6.1-KB3125574-x86.xml /quiet

rem 作業フォルダを削除
rd /s /q c:\InstallKB

echo.
echo インストールが終わりました。
echo.

pause
exit

強制的にインストールするコマンド

バッチファイルを使わずにコマンドで強制的に更新ファイルをインストールする場合に使えるコマンドの例です。

wusa C:\Windows6.1-KB3125574-x86.msu /quiet /forcerestart /log:c:\temp\win7sp1rollup.evtx

最近のWindows Update Clientについて

このページは投稿時点のものです。最近のWindows Upadate Clientが気になるときは以下のリンク先をご参照ください。たまに見逃すことはありますが、新しいWindows Update Clientを見つけては投稿していますので、このページより新しいバージョンのWindows Update Clientが見つけやすいと思います。

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