エクセル(Excel)の保護ビュー(保護されたビュー)を有効・無効にするレジストリ

ネットワーク上の共有フォルダからエクセル(Excel)のファイルを開くと出てくる「編集を有効にする」というボタンがうっとうしいので、これが出ないようにするためのレジストリのメモ。

Excel 2013(15.0) を例にしていますが、Excel 2016(16.0)、Excel 2010(14.0) でも使える方法です。

以下のエクセル(Excel)のオプション画面で設定する部分のレジストリです。

この画面は [ファイル]-[オプション]-[セキュリティセンター]-[セキュリティセンターの設定]-[保護ビュー] から開けます。

レジストリ

インターネットから取得したファイルに対して、保護ビューを有効にする

キー HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Office\15.0\Excel\Security\ProtectedView
値の名前 DisableInternetFilesInPV
種類 REG_DWORD
値のデータ 0 → 有効(チェックありの状態・デフォルト)
1 → 無効(チェックなしの状態)

※一度も設定したことがない場合、このキーは存在していません。

安全でない可能性のある場所のファイルに対して、保護ビューを有効にする

キー HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Office\15.0\Excel\Security\ProtectedView
値の名前 DisableUnsafeLocationsInPV
種類 REG_DWORD
値のデータ 0 → 有効(チェックありの状態・デフォルト)
1 → 無効(チェックなしの状態)

※一度も設定したことがない場合、このキーは存在していません。

Outlookの添付ファイルに対して、保護されたビューを有効にする

キー HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Office\15.0\Excel\Security\ProtectedView
値の名前 DisableAttachmentsInPV
種類 REG_DWORD
値のデータ 0 → 有効(チェックありの状態・デフォルト)
1 → 無効(チェックなしの状態)

※一度も設定したことがない場合、このキーは存在していません。

バッチファイル

このレジストリを登録するバッチファイルの例です。3つあるすべての保護ビューを無効(チェックなしの状態)にします。有効にしたい場合は "1" の部分を "0" に変更してください。

@echo off
set REGROOT=HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Excel\Security\ProtectedView

reg add "%REGROOT%" /v "DisableInternetFilesInPV" /t REG_DWORD /d "1" /f reg add "%REGROOT%" /v "DisableUnsafeLocationsInPV" /t REG_DWORD /d "1" /f reg add "%REGROOT%" /v "DisableAttachmentsInPV" /t REG_DWORD /d "1" /f

pause
exit

バッチファイルを実行した後、レジストリは以下のようになっているはずです。

他のアプリケーションも同様に設定したいとき

ワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)も同様のレジストリで設定できます。

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