レンタルサーバーを乗り換えたので、IMAPからIMAPへと今までのメールを旧サーバーから新しいサーバーに移すために、いいツールがあったのでメモ。
MailStore Homeがいい感じ
フリー版のあるMailStore Homeというドイツ製のソフト。インターフェイスが日本語に対応していて文字化けもなく、操作方法に迷うことなく直感的に使うことができました。また、メールの取り込みや書き出しがとても速いです。
Windows 10/8.1/7対応で、現時点のバージョンはVersion 11.0.2(2018/04/25リリース)
いろいろなメーラーに対応
IMAPに限らず、Windows LiveメールとOutlookなどいろいろなメーラーからインポート(メールをローカル保存)して、それぞれの他のメーラーにエクスポートできます。あくまでもバックアップとエクスポートするだけのソフトでメーラーとしての機能はありません。
- Gmail、ヤフーメール
- POP/IMAPのメールボックス
- Microsoft Outlook 2003, 2007, 2010, 2013, 2016
- Microsoft Outlook Express、Windows Mail
- Microsoft Exchange Server 2003, 2007, 2010, 2013メールボックス
- Microsoft Office 365 (Exchange Online)
- Mozilla Thunderbird
- Mozilla SeaMonkey
- PST, EMLの拡張子のファイル
IMAPからIMAPに移行してみた
IMAP→ローカル保存→移行先のIMAPといった感じで、新しいレンタルサーバーにメールを移してみました。フォルダー別けしていた場合、フォルダ別けのツリー構造を維持した状態で取り込み、移行先のIMAPや各種メールソフトへツリー状態を維持したままを書き出すことができます。
フォルダのマッピング機能は無い
「受信トレイ」→「受信トレイ」へ書き出しなど、エクスポート先のフォルダを指定したり、自動でフォルダのマッピングをしたりする機能は無いようで、バックアップしたツリー構造まるごとがIMAPの「MailStore Export」をいうフォルダに出力されます。
よって、手動で「MailStore Export」フォルダの中に書き出された「inbox(受信トレイ)」や「sent(送信済み)」から「受信トレイ」や「送信済み」に振り分ける手間がかかります。
フォルダの非表示に注意
新しいサーバーへの書き出しが正常に完了してもメーラーによっては「MailStore Export」フォルダがデフォルトで非表示設定になってる場合があります。その場合、表示する設定にしないと見れませんので注意が必要です。僕はここでハマり、フォルダが非表示になっているだけで、正常にアップロードされているのに、何度もエクスポートを繰り返しました(-_-;)
フリー版は3つのバックアップまで
フリー版はインポート元のサーバー情報の登録は複数できたのですが、アーカイブの実行(ローカル保存)が最大3つしかできませんでした。3つ以上のバックアップを取りたい場合は、インポート先の登録を削除すれば別のメールアカウントのバックアップできるようになりますので、複数の移行を行う場合はメールアカウントを3つずつ移行することになります。
スクリーンショット
アーカイブ画面
移行元である旧サーバーのIMAPメールのバックアップを取得するときの画面です。次に現れる画面で取得元のメールサーバーの情報を入力します。
エクスポート画面
移行先の新サーバーのIMAPフォルダにアップロードするときの画面です。次に現れる画面で移行先のメールサーバーの情報を入力します。
ダウンロード先
その他参考
MailStore Home以外に使えそうなメール移行に使えそうなフリーソフトをきれいにまとめてあるページがありました。