常時SSL化が当たり前になる時期が近付いています。SSL化すればWEBサイトを高速に表示できるプロトコル「HTTP/2」が使え、Chromeでは更に高速化が期待できる「QUIC」が使えるようです。それについていろいろ調べて気になることをメモ。
HTTP/2対応かURLからオンラインで確認
以下のページでURLからWEBサイトがHTTP/2に対応しているか確認できます。
ブラウザでHTTP/2で通信しているか確認する方法
以下のページが参考になります。
HTTP/2について
HTTP/2がなぜ高速なのかは以下のページが参考になります。
このWEBサイトを高速に表示させるための技術として、HTTP1.1からGoogleがSPDYという高速化技術を作り、それが元でHTTP/2というのができて標準化されたそうです。
速度の違いを体感してみる
以下のページでHTTPで接続した場合と、HTTPSで接続した場合、見た目と表示完了時間で違いを視覚的に体感でできます。画面右上の「HTTP」と「HTTPS」のリンクをそれぞれクリックしてみてください。
HTTP/2が使えるブラウザ
HTTP/2はInternet Explorer 11(IE11)、Google Chrome、FireFoxなど、主要なブラウザで使えます.
- Microsoft Windows 10上のInternet Explorer 11
- Microsoft Edge
- Google Chrome (Ver.30は設定が必要)
- Mozilla Firefox (Ver.34から標準で有効)
- Opera
- Safari 9
その他のブラウザを含めた対応状況の参考ページ
ブラウザだけではなくWEBサーバーのHTTP/2対応が必要
HTTP/2による通信はブラウザが対応していてもWEBサーバーというかWEBサイトがこのプロトコルに対応していないとできません。WEBサーバーが対応していなくても、CloudFlareなどのHTTP/2に対応したCDN経由で公開していれば、HTTP/2対応サイトにできます。
更に速いQUICで高速化?
GoogleがHTTP/2よりも安全で高速なレスポンスを実現するQUIC(Quick UDP Internet Connections)というTCPではなくUDPをベースにしたプロトコルを開発しているようです。
ChromeのQUIC関連の表示
QUICが使えるブラウザはまだChromeしかなさそうですが、ChromeでQUICに関する設定や状況表示は以下のURLをChromeのアドレスバーに入力すると表示できます。使い方はよくわかりません。
- chrome://flags
- chrome://net-internals/#quic
QUIC対応のレンタルサーバー
今のところ、HTTP/2とQUICに対応しているレンタルサーバーは以下だけのようです。