Windows Essentials 2012(Windows Live Mail)のサポートが2017/01/10で終了している今更ですが、Windows Liveメールのメールを取り込んで、Outlook用のPSTファイルをエクスポートできるフリーソフトを見つけたのでメモ。
MailStore Homeはドイツ製ですが日本語に対応しています。ハードディスクにインストールする方法と、PCにインストールせずにUSBメモリなどから実行できるポータブル形式を選択できるので気が利いています。
Windows 10/8.1/7/Vista対応で、現時点のバージョンはVersion 10.1.4(2017/08/24リリース)
いろいろなメーラーに対応
Windows LiveメールとOutlook以外にもいろいろなメーラーからインポート(メールをローカル保存)して、それぞれの他のメーラーにエクスポートできます。
- Gmail、ヤフーメール
- POP/IMAPのメールボックス
- Microsoft Outlook 2003, 2007, 2010, 2013, 2016
- Microsoft Outlook Express、Windows Mail
- Microsoft Exchange Server 2003, 2007, 2010, 2013メールボックス
- Microsoft Office 365 (Exchange Online)
- Mozilla Thunderbird
- Mozilla SeaMonkey
- PST, EMLの拡張子のファイル
しかも、フォルダーツリー構造を維持した状態で取り込めるようです。各種メールソフトへエクスポートする目的で使ったり、過去のメールを検索したりするためのバックアップに使えそうです。USBメモリやCD/DVDに書き込んだりする機能もあるようです。あくまでもアーカイブするだけのソフトでメーラーとしての機能はないようです。
アドレス帳や連絡先はどうなるのかわかりませんので、個別にバックアップしておく必要があるかもしれません。
レンタルサーバー乗り換えに便利
IMAP→ローカル保存→移行先のIMAPといった感じで、レンタルサーバーを乗り換えた際のIMAPから移行先のIMAPにメールを移すこともできます。
移行先にエクスポートした際は、IMAPに「MailStore Export」をいうフォルダが作成され、そこにメールが出力されます。よって手動で「受信トレイ」や「送信済み」に振り分ける手間がかかります。
スクリーンショット
Windows 10にポータブル形式でインストールしてみたときのスクリーンショットです。
フリー版はインポート元の登録は複数できたのですが、アーカイブの実行(ローカル保存)が最大3つしかできませんでした。3つ以上のバックアップを取りたい場合は、インポート先の登録を削除すれば別のメールアカウントをバックアップできるようになりますので、複数の移行を行う場合はメールアカウント3つずつ移行することになります。
インポート(アーカイブ)画面
エクスポート画面
ダウンロード先
使い方の参考
使い方については一例ですが以下が参考になります。
Windows Live Mail → Outlookの場合
Windows Live Mailフォルダを指定してインポートすればいいようです。デフォルトの保存場所は以下となります。
C:\Users\ユーザー名\AppDate\Local\Microsoft\Windows Live Mail
%USERPROFILE%\AppDate\Local\Microsoft\Windows Live Mail
AppDateフォルダは隠しフォルダなので、コマンドプロンプトからパスを指定して開くか、フォルダオプションで隠しファイル・隠しフォルダを表示する設定に変更してから開かないと見えません。
Windows Live Mail → Thunderbird
Gmailを取込む場合