Windows7以降だと標準でインターネット上のファイルをダウンロードすることができるコマンドがあるそうです。Linuxのcurlやwgetのようなもので、Windowsではbitsadmin.exeを指定することでできるとのこと。
BITSAdminはダウンロードまたはアップロードのジョブと進行状況の監視に使用できるコマンドラインツールだそうです。
書式と例
書式
> bitsadmin /TRANSFER <ジョブ名> /PRIORITY <優先度> <ダウンロードURL> <保存先パス>
- <ジョブ名>は任意の文字列
- <ダウンロード先>は保存するファイル名まで指定
例1
一番シンプルな例です。
> bitsadmin /TRANSFER FILEGET http://example.com/main.jpg c:\download/main.jpg
例2
/PRIORITY(優先度)を加えた例です。指定できるのはFOREGROUND、HIGH、NORMAL、LOWで、例1のように省略した場合はNORMAL(デフォルト)となります。
> bitsadmin /TRANSFER FILEGET /PRIORITY HIGH http://example.com/main.jpg c:\download/main.jpg
例3
複数のダウンロードを一度に行う場合の例です。半角スペースで区切った複数のダウンロード先のURLと保存先のパスを連続で書くだけです。
> bitsadmin /TRANSFER FILEGET <ダウンロードURL1> <保存先パス1> <ダウンロードURL2> <保存先パス2> <ダウンロードURL3> <保存先パス3>
バッチファイルの例
2016年6月現在で最新のWindows Update ClientのKB3138612(Windows7 32bit用)をダウンロードしてインストールするまでのバッチコマンド
md c:\InstallKB bitsadmin.exe /transfer htmlget https://download.microsoft.com/download/E/4/7/E47FB37E-7443-4047-91F7-16DDDCF2955C/Windows6.1-KB3138612-x86.msu c:\InstallKB\Windows6.1-KB3138612-x86.msu wusa.exe c:\InstallKB\Windows6.1-KB3138612-x86.msu /extract:c:\InstallKB pkgmgr.exe /n:c:\InstallKB\Windows6.1-KB3138612-x86.xml /quiet rd /s /q c:\InstallKB
参考