結論から言いますとネットワークアダプター(NIC)のドライバーをWindows8用に更新してみましょう!
外出先から自宅や会社のパソコンの電源が切れていても、遠隔操作で電源を入れるように自分が使うパソコンはすべてWake On LAN(WOL)の設定をしています。テレビでいうスタンバイ状態。
Windows7からWindows8 Proにアップグレードして数日後、Wake On LAN(WOL)で自宅PCを外から電源ONできないことに気が付きました。アップグレードの前後で特に設定を変更していませんが、BIOSの設定を見直しても特に変わったところはありませんでした。インターネットも普通にできているので、原因が特定できませんでした。
思い当たる節があるとすれば、Windows8にアップグレードの際、現在のドライバーは「Windows8に対応していません。」みたいな警告が出たので、ドライバーを削除したことを思い出しました。ドライバーは削除しましたが、アップグレード後にWindows8が標準のドライバーでネットワークアダプタを自動認識していたので、インターネットも普通にできるしなぁ~と、疑ってはいなかったのですが、念のためネットワークアダプタのプロパティを確認したところWake On LAN(WOL)に関する項目が全くありませんでした。
設定項目があったからWindows7のときも、その前のXPの時もWake On LAN(WOL)ができていたわけなんで、設定項目がないのはおかしい!ということで、ドライバーを検索してみました。
デバイスマネージャで確認したところ、ネットワークアダプタはIntel 82578DC Gigabit Network Connectionだったので、「Intel 82578 ドライバー」と検索したら、Windows8用のドライバーダウンロードページがヒットしました。
さっそく64ビット版をダウンロードしてインストールしました。念のため再起動してネットワークアダプタのプロパティを見ると、設定項目のタブが増えているし、Wake On LAN(WOL)に関する項目が出てきました。しかも、わかりやすい日本語で!『Wake on Link設定』の項目にチェックが入っていなかったので、チェックしてOKして、パソコンをシャットダウンしました。
そしてiPhoneのマジックパケット送信アプリから電源ONすると、パソコンが起動しはじめました!
とりあえず解決。
Windows7とWindows8は見かけが変わっただけで、中身は同じ物と思っていましたが、違うんですね...。他にも今まで正常にできていたことが、アップグレード後に動かなくなった場合はドライバーをWindows8用に更新してると解決できるかもしれませんね。
ドライバーを更新してもダメな場合は以下の設定を行ってみてください。