Adobe Creative Cloudの自動起動を停止したら、遅いWindows10の起動が速くなった
目次
なんか最近Windowsの起動が遅い
『起動ディスクにSSDを使っている割にはWindows10の起動が遅いな』と思うことが最近になって多くあります。特にWindows10にサインインしてデスクトップが表示された後、マウスカーソルがグルグル回ってがやたらもたつく感じがします。
そこで、Windows起動時にバックグラウンドで常駐しているアプリケーションを見直し、不要な物の自動起動を停止することにしました。
Adobe Creative Cloudが原因?
最近、やたらとPhotoshopやIllustrator、Premiere Pro、AfterEffectなど、インストールしてあるAdobe CCの『アップデートが完了しました』というようなお知らせがポップアップで出てくるので、これがWindows起動時のもたつきの原因じゃないかと思いました。
毎回Windows起動時に、インストールされたAdobe CCのアプリケーションを調べて、最新かどうかをチェックし、自動的にソフトウェアをアップデートしているのだと思います。
Adobe Creative Cloudの自動起動を停止してみた
アップデートや更新は定期的に手動で行うのは苦ではないので、Adobe Creative Cloudの自動起動を停止することにしました。手順は以下の通り。
Adobe Cloud Desktopを起動し、[ファイル]-[環境設定]を開く
以下2つの設定をオフにして[完了]を押す。
- ログイン時にCreativeCloudを起動
- CreativeCloudを常に最新に保つ
これで、次回起動したときに常駐アプリのアイコンがタスクバーにも表示されなくなります。
Windowsの起動は軽くなったけど?!
パソコンを再起動するとサインインしてからの動きは軽くなり、目的は達成できました。
しかし、タスクマネージャーを起動してみると、他にもAdobe系のものがバックグラウンドで起動していました。
ついでに不要なスタートアップも無効にする
まず、タスクマネージャーを開かないといけないのですが、開き方はいろいろありますが、その一例は以下の通り。
- タスクバーの右クリックメニューから起動する
- Ctrl + Shift + Esc を押す
- Ctrl + Alt + Delete のメニューから起動
- 検索窓で
taskmgr
を検索
タスクマネージャーの[スタートアップ]タグを開き、以下の二つを選択して[無効にする]ボタンを押して、[有効]の表示を[無効]に変更します。
- Adobe Creative Cloud
- Adobe Updater Startup Utility
その他のスタートアップやプロセスが何か知りたいとき
上記の2つ以外にもたくさんAdobeの文字や関係がありそうなものがありますが、『それは一体何なのか?』、『それも無効にしもていいのかな?』と思ったときは以下のページに説明があるので参考になります。
アプリケーションに必要な Adobe バックグラウンドプロセス
内容を理解して他にも自動起動の停止や無効を試してみると、もっと軽快になるかもしれません。
設定からでも無効にできる
スタートアップの停止(無効化)は[設定]-[アプリ]-[スタートアップ]からでも無効にすることもできます。こっちの方が簡単ですね...。
あまりAcrobat DCやAcrobat Reader DCを使用しないのであれば、AcroTrayも無効にしても支障がないかと思います。これに関しては以下のページを参考にしてみてください。
ついでにサービスの自動開始も停める
スタートアップを無効にしても以下のプロセスが起動していましたので、これを起動するサービスを無効または手動に変更します。
- Adobe Update Service
ついでに以下のAcrobat関連も停めます。
- Adobe Acrobat Update Service
サービス(services.msc)を起動し、以下のサービスを自動開始から無効または手動に変更します。
- Adobe Acrobat Update Service(AdobeARMservice)...デフォルトは自動開始(遅延開始)
- AdobeUpdateService(AdobeUpdateService)...デフォルトは自動開始
ついでにタスクスケジューラも無効にする
タスクスケジューラを見てみると、Acrobat関係ではありますが、Adobe Acrobat Update Taskというのがありましたので、無効にしておきました。
その他参考ページ
おまけにPhotoshopの起動も速くなった!
これで随分Windows10の起動が軽くなりました、以下の投稿でも書きましたが、遅かったPhotoshopの起動も速くなりました!
それに、いろいろ停止や無効にしたからといって、アップデートができないとか、アプリケーションが起動しないとか、特に動作に問題あえいませんでした。原因がまさかCreative Cloudの常駐が関係しているとは思いませんでした。結果、問題が解決できてよかったです。